その他の活動(見学会他)

関東江津会行事(見学会等) 開催一覧


回数 行事名称 開催日 場所
参加者
実行委員長
1 筑波宇宙センター見学会

2012.11.17

(H24)

茨城県

つくば市

51名 盆子原郁三
2 海洋研究開発機構見学

2014.8.28

(H26)

神奈川県横須賀市

25名 右田宏
3 キリンビール横浜工場見学

2015.8.29

(H27)

神奈川県横浜市

24名 右田宏
4

東京水辺ライン

日本橋川・神田川・隅田川クルーズ

2016.8.27

(H28)

東京都

中央区

36名 右田宏
5

石川酒造見学

2017.9.30

(H29)

東京都

福生市

15

右田宏
6

浅草園芸ホール

寄席鑑賞会

2018.10.7

(H30)

東京都台東区

31名

小林敬明
7

豊洲市場見学

2019.9.7

(R1)

東京都

江東区

9名

小林敬明
2019年 関東江津会見学会報告

秋の見学会 「豊洲市場を探訪」

 恒例の秋の見学会は、話題の豊洲市場を一度は見ておこうということで、9月7日に実施いたしました。残暑の厳しい中、当初20名の参加予定が、当日は9名だけの参加となりましたが、広大な市場の中をペットボトル片手に年齢を顧みず果敢に歩き廻りました。
 豊洲市場は2004年に東京都で基本計画が策定され、2012年に建物が完成しましたが、土壌汚染の問題が発覚したためその対策工事や、移転に伴う経費などへの批判、築地に愛着を持つ人々からの反対運動などで何度も延期が繰り返され、昨年10月に14年の歳月を経てやっとオープンされました。
 先ず向かったのは管理施設棟。ここの一画にPRコーナーが設けてあり、市場の歴史などがパネルで展示されていました。
 そもそも東京における生鮮食品の流通は、江戸時代に日本橋界隈の魚河岸といわれた市場群から始まりました。大正12年の関東大震災でこれが壊滅したため、当時の日本橋魚市場組合が芝浦に仮設の市場を開設し、その後昭和10年に水運、陸運に利便性のある汐留駅近くの築地に、東京魚市場を開設しました。それ以来築地は約80年の間、首都圏の生鮮食料品流通の基幹的な役割を果たしてきましたが、汐留駅の撤去や車の渋滞、設備の老朽化で衛生面の問題も発生してきたため、この度の豊洲市場への移設となった次第です。豊洲市場は50年先までを想定して建設してあるとのことで、そんな話がこのコーナーにはパネルで詳しく紹介されていました。
 次に向かったのは水産卸売場棟の見学ギャラリー。過去に取引されたマグロの中で最大のクロマグロの実物大の模型が配置されていましたので、この前にみんなで並んで記念撮影。この周囲に豊洲に集まる色々な魚やマグロの種類のパネルが展示されていました。
 ここから更に奥に進むとマグロの競りの様子を見学するデッキがあり、ガラス張りのコーナーから階下にある巨大な売り場を見下ろす格好になっていますが、競りが行われるのは早朝5時から6時の間なので、それは見ることが出来ませんでした。この水産卸売場の最大の特徴は、温度を適切に管理できる閉鎖型施設になっているとのことで、食品の鮮度を保つための様々な配慮がされているとのことです。
 ここを出て、連絡通路を通って次に向かったのは水産仲卸売場棟。気温もぐんと上昇した中を10分ばかり歩いてやっと到着しましたが、まずエスカレーターで4階に上がり、「魚がし横丁」と呼ばれる専門店街を散策。乾物、漬物、佃煮、卵焼き、生麩、削り節などの食品類、更に包丁や調理器具などプロが使う荒物類が並んでいて、買い物客で賑わっていました。ここは見学というよりも、見学に来た人たち向けのお楽しみコーナーといった趣になっていますので、我々も集合時間を決めてそれぞれ自由に買い物に走りました。
 そして最後は3階に降りて飲食店街で昼食。寿司屋をはじめとして築地にいたグルメ店が殆どこちらに移転してきているので何を食べようかと迷いますが、我々もここから先は自由行動ということにして解散しました。
 例年に比べて短時間の見学会となりましたが、豊洲を体験するよい機会になったのではないかと思います。余談ですが、豊洲の目の前には来年のオリンピックの選手村になる高層ビルが殆ど完成して立ち並んでいました。

 ご参加いただいた9名の皆さま、お疲れ様でした。

(2019年9月25日 小林敬明)

 

 

2018年 関東江津会見学会報告

秋の見学会報告「浅草園芸ホールでの寄席の鑑賞会」

 平成30年度の秋の見学会が10月7日に行われました。当初30名を募集したところ、35名の申し込みがありましたが、最終的に当日参加されたのは31名でした。それでも近年にない多数の参加者を得ることができたのは、やはり前年にNHKの朝ドラ「わろてんか」で落語がブームになっていたこともあり、「笑い」への憧れが皆さんの心を動かしたものと思われます。11時に入場して16時までの長時間でしたが、缶ビールを片手に明治座オリジナルの幕の内弁当をつまみながら、次々と舞台に登場する噺家の絶妙なユーモアに魅きこまれ、時間の経つのも忘れて楽しいひと時を過ごしました。
  寄席の鑑賞が終わったあと、辺りも薄暗くなってネオンがちかちかし始める中、近くの居酒屋「ニュー浅草」で二次会の懇親会を行いました。まさに花のお江戸、東京浅草のど真ん中で江津の人間が集まって酒を酌み交わしながらわいわいと話し合う様は圧巻で、なかなか見られない光景が繰り広げられました。
 ご参加頂いた皆さま、お疲れ様でした。

 

(小林敬明)

 

 

2017年 関東江津会見学会報告

多摩の酒造見学 石川酒造

 今年度の見学会が好天に恵まれた9月30日に行われました。参加は15名とやや少ない状況でしたが、東京多摩地域の老舗酒蔵の見学、敷地内にあるイタリアンレストランでの懇親会と有意義且つ大いに盛り上がった、楽しい時間を共有した1日でした。
 石川酒造は、江戸時代末期1863年から酒造りを始めていて、150有余年の歴史を重ねています。長屋門を入って正面にある白壁の本蔵は明治初期の建築で、関東大震災にも倒壊することなく現在に至っている、由緒ある建物です。
 日本酒の製造がおこなわれる蔵の中で、酒の製造工程、純米酒タイプと本醸造タイプの違い等の説明を聞き、また種々出された質問に対する答えの説明をとおして、参加の皆さんは日本酒に対する認識を新たにされたことと思います。
 その後、敷地内を散策しながら、酒造に欠かせない、地下150メートルから採取される天然仕込水の話、樹齢400年の夫婦欅、福生市指定天然記念物の樹齢700年のご神木「石川家のケヤキ」、ビール工房、酒造資料館等をめぐり、昼食懇親会場の敷地内にあるイタリアンレストラン「福生のビール小屋」に移動していきました。
 レストランでは次々提供される種々のビールや日本酒、料理を堪能し、参加者相互の話の交換に時間の経過も気づかない楽しい時を過ごしました。
 来年以降もこうした企画を継続実施していきますので、みなさまの積極的な参加を期待しています。また、企画に対する提案等も事務局までぜひお願いします。

(企画委員会 右田宏記)

 

 

2016年 関東江津会見学会報告

 東京水辺ライン 日本橋川・神田川・隅田川クルーズ

 2016年の関東江津会見学会が8月27日(土)、36名という多数の参加を得て行われました。今年は例年とやや趣向を変え、ふだん眼にしない、東京の水辺から街を眺め、その後昼食をともにしながら、懇親を深めよう、という企画としました。
 見学会当日、参加の皆さんが早めに到着されたため、11時の出航を若干繰り上げてクルーズがスタートしました。幸い天候はくもりで、気温もそれほど上がらず、デッキで川風を受けながらの見物は快適でした。
 クルーズ船「カワセミ」は日本橋の船着場を離れて日本橋川を下り、隅田川に出、墨田川大橋、清洲橋、新大橋、両国橋の下をくぐり、国技館や明治座、そしてスカイツリーも遠くに眺めながら遡り、柳橋から神田川にはいり秋葉原でUターン、再び隅田川に出て浅草まで遡り、東武電車の鉄橋近辺でスカイツリーの姿を十分堪能し、再び吾妻橋、駒形橋、厩橋、蔵前橋等々、見上げながら日本橋の船着場に帰ってきました。船中では、熟練のガイドさんの名調子の案内で、みなさん隅田川周辺の情報を新たに仕入れられたのではないでしょうか。
 クルーズの後、近くのトラットリア「イタリア」でピッツァ、パスタのランチをともにしながら、懇親を深めていただき、今回の見学会を無事終えました。
 従来とやや趣を異にする企画のためか、初めて参加いただいた方が多く、有意義な会になったのではと、感じています。
 次年度以降の企画について希望、提案等ありましたら、会のほうまでお知らせください。来年も参加くださいますよう切に願っております。

(企画委員会 右田宏記)

 

 

2015年 関東江津会見学会報告

 できたて生ビールおいしかったよ! キリンビール横浜工場

 2015年の関東江津会見学会が8月29日(土)に行われました。
 見学先は、キリンビール横浜工場で、参加人員は総勢24名でした。
 京浜急行の生麦駅に集合した参加者は駅前から徒歩で約10分の工場に向かいました。
 見学会はまずDVDによる概要説明からスタート、日本における最初のビール工場が横浜山手にでき、その後関東大震災の後、現在の生麦に新工場を建設し現在に至っているという工場の歴史が紹介されました。
 現在この工場では、「一番搾り」ビールのみをつくり、関東地区に供給しているということで、見学は「一番搾り」製法の過程に沿って、素材原料から仕込み・糖化、麦汁ろ過、煮沸、発酵、貯蔵・ろ過、パッケージングと説明を受けながら、また一番搾り麦汁と二番搾り麦汁の違いを試飲で味わいながら進み、
 最後においしいビールの注ぎ方を見ながら、「一番搾り」生ビールの試飲を楽しんで終了となりました。
 その後、いつもの通り生麦駅近くで有志による懇親会、出身地域を異にする方々との和やかな会話で更に盛り上がり、有意義な日となりました。
 来年も見学会を開催する予定ですので、見学先等企画提案をお寄せください。

(企画委員会 右田宏記)

 

 

2014年 関東江津会見学会報告

 

 2014年の関東江津会見学会が8月28日(金)行われました。
 見学先は、独立行政法人海洋研究開発機構横須賀本部で、参加人員は総勢25名でした。
 京浜急行の追浜駅に集合した参加者は駅前からタクシーに分乗して、機構に向かいました。東京湾に接した構内の岸壁からは対岸に米軍施設が臨め、守衛の話しでは薄黒くみえる艦船は停泊中の空母ということでした。横須賀に来たという思いをあらためて感じました。
 見学会は大講義室でのDVDによる機構の概要説明からスタートし、深海潜水調査船建造のための高圧実験水槽棟を見学した後、専用岸壁に停泊中の海洋調査船「なつしま」に乗船し、普段なかなか入れない操舵室で種々説明を受けました。下船した後、有人潜水調査船「しんか6500」の整備場を見学し、つづいて展示ロビーに移り、「しんかい6500」の実物大模型、海洋生物模型、機構所有の船舶模型等を見学しました。「しんかい6500」の調査・研究者の入るスペースは予想外の狭さで、ここで、3人が1日過ごすのかと思うと生半可なことではないな、との思いを強くしました。最後にもう一度大講義室に帰り、質疑等を行って見学会は終了しました。
 帰りは路線バスに乗車して追浜駅へ向かい、駅にて解散しました。その後、
 近くで有志による懇親会、出身地域を異にする方々との和やかな会話で更に盛り上がり、有意義な日となりました。

(企画委員会 右田宏記)

 

 

平成24年11月17日(土)筑波宇宙センター見学会に参加して


 大型バスのワイパーが時折動いている。突然目の前が黄金色になった。「コガネイロ」などと生易しいものではない。「オウゴンショク」の方がふさわしい。
 街路の両側に整然と並ぶ銀杏並木、あたり一面とんでもない量の銀杏の落葉、バスの中の皆から一様な驚きの声が上がった。
 私たち関東江津会の一行約50名、つくばの宇宙センター見学のあと、筑波神社境内から関東一円を眺める予定を急遽変更、地質標本館へと向かいました。
 7月の総会のとき、アンケートで宇宙センターの見学希望が50名以上ありました。
 役員の中から実行委員を選定、盆子原委員長(和木出身)のもと、間宮委員(和木出身)の勤務先(御茶ノ水のJAXA東京事務所理事長室)をお借りして往復はがき作成、返信結果30名、間宮さんの石見男の意地と人脈により50名達成。
 日本の技術の粋を集めた宇宙センター、なんとなく特別待遇を受けたような心地よさに「古い人ほど 新しいものを好む」の例えどおり大半の方は熱心に見学。
 夕暮れ迫る東京駅、バスを降りて解散、雨もそれほどでもなく、少し疲れたけど満足して帰路に着きました。何かあったらまた参加してもいいかなと思いながら。

(田中増七)